借金150万円を超えた人は、まず最初に債務整理の1種である任意整理の検討をすべきでしょう。任意整理とは、あなたの代理人となる司法書士や弁護士が債権者に対して借金減額の交渉を行う法的な手続きとなります。
任意整理を行うとブラックリストに登録されてしまいますが、自己破産などに比べてデメリットが少なく、他人にバレるリスクも”ほぼない”ことから会社員や主婦でも手続きを行う人が増えております。
しかしながら、「任意整理ではなく自力完済を目指したい」という人も多いことから、今回は、借金150万円を完済させるために必要な期間がどの程度なのか?金利と返済額からシミュレーションしたいと思います。
借金150万円を仮に金利18%で借入している場合、毎月8万円の返済を続けたとしても23ヶ月程度の期間が必要になります。
当然、23ヶ月もの期間があれば、再び急な出費が発生する可能性が高く、借金を返済するどころか逆に増えてしまう人が非常に多いのが実態です。
もし、今すぐ借金150万円を少しでも減らしたい。と考えているならば「借金減額診断」を活用することで、自分自身の借金がいくらまで減額できるか把握することが出来ますので活用してみましょう。
借金150万円の返済シミュレーション
早速、借金150万円を完済するために必要な期間を金利と返済額別にシミュレーションしたいと思います。
今回のシミュレーションでは、一般的に消費者金融から借入した際の相場金利である14%〜18%を基準とします。また、返済額は毎月5万円、6万円、7万円、8万円、9万円の5つのパターンから計算を行います。
借金150万円を金利14%で借り入れした場合の返済期間
返済額(月) | 返済期間 | 返済金額(合計) | 元金-返済総額 |
5万円 | 38ヶ月 | ¥1,856,000 | ¥-356,000 |
6万円 | 30ヶ月 | ¥1,783,000 | ¥-283,000 |
7万円 | 25ヶ月 | ¥1,736,000 | ¥-236,000 |
8万円 | 22ヶ月 | ¥1,702,000 | ¥-202,000 |
9万円 | 19ヶ月 | ¥1,677,000 | ¥-177,000 |
*通常消費者金融からの借りれは24ヶ月以内での完済が目安となりますので、借金150万円に対して金利14%で借入する場合は毎月の返済額は8万円程度になると考えましょう。
借金150万円を金利15%で借り入れした場合の返済期間
返済額(月) | 返済期間 | 返済金額(合計) | 元金-返済総額 |
5万円 | 38ヶ月 | ¥1,891,000 | ¥-391,000 |
6万円 | 31ヶ月 | ¥1,809,000 | ¥-309,000 |
7万円 | 26ヶ月 | ¥1,756,000 | ¥-256,000 |
8万円 | 22ヶ月 | ¥1,719,000 | ¥-219,000 |
9万円 | 19ヶ月 | ¥1,692,000 | ¥-192,000 |
*通常消費者金融からの借りれは24ヶ月以内での完済が目安となりますので、借金150万円に対して金利15%で借入する場合は毎月の返済額は8万円程度になると考えましょう。
借金150万円を金利16%で借り入れした場合の返済期間
返済額(月) | 返済期間 | 返済金額(合計) | 元金-返済総額 |
5万円 | 39ヶ月 | ¥1,928,000 | ¥-428,000 |
6万円 | 31ヶ月 | ¥1,836,000 | ¥-336,000 |
7万円 | 26ヶ月 | ¥1,778,000 | ¥-278,000 |
8万円 | 22ヶ月 | ¥1,737,000 | ¥-237,000 |
9万円 | 19ヶ月 | ¥1,707,000 | ¥-207,000 |
*通常消費者金融からの借りれは24ヶ月以内での完済が目安となりますので、借金150万円に対して金利16%で借入する場合は毎月の返済額は8万円程度になると考えましょう。
借金150万円を金利17%で借り入れした場合の返済期間
返済額(月) | 返済期間 | 返済金額(合計) | 元金-返済総額 |
5万円 | 40ヶ月 | ¥1,966,000 | ¥-466,000 |
6万円 | 32ヶ月 | ¥1,864,000 | ¥-364,000 |
7万円 | 26ヶ月 | ¥1,800,000 | ¥-300,000 |
8万円 | 22ヶ月 | ¥1,755,000 | ¥-255,000 |
9万円 | 20ヶ月 | ¥1,723,000 | ¥-223,000 |
*通常消費者金融からの借りれは24ヶ月以内での完済が目安となりますので、借金150万円に対して金利17%で借入する場合は毎月の返済額は8万円程度になると考えましょう。
借金150万円を金利18%で借り入れした場合の返済期間
返済額(月) | 返済期間 | 返済金額(合計) | 元金-返済総額 |
5万円 | 41ヶ月 | ¥2,007,000 | ¥-507,000 |
6万円 | 32ヶ月 | ¥1,894,000 | ¥-394,000 |
7万円 | 27ヶ月 | ¥1,823,000 | ¥-323,000 |
8万円 | 23ヶ月 | ¥1,774,000 | ¥-274,000 |
9万円 | 20ヶ月 | ¥1,739,000 | ¥-239,000 |
*通常消費者金融からの借りれは24ヶ月以内での完済が目安となりますので、借金150万円に対して金利18%で借入する場合は毎月の返済額は8万円程度になると考えましょう。
借金150万円を完済するため方法
借金150万円の返済が容易ではないことはシミュレーション結果からもお分かり頂けたと思います。では、実際に借金150万円をどのように返済するのか?返済方法をお伝えしたいと思います。
借金150万円を完済させるためには毎月8万円を2年近く継続的に支払い続ける必要があります。当然、節約を重ねて無駄な支出を削減するだけでなく副業で第二の収入を得る努力は必須になります。
ただし、それだけでは毎月8万円を2年間も継続的に返済し続けることは難しいと言えます。そのため、借金150万円を完済させる前に、そもそも借金の総額を減額させる方が現実的であると考えるべきでしょう。
その際、債務整理の1種である任意整理で借金を減額させることが有効だと言えますが、実際、任意整理でいくら借金が減額できるのか知りたい人は「借金減額診断」を活用することをおすすめします。
借金150万円は任意整理で減額すべき
任意整理は、弁護士や司法書士があなたの代理人となり、債権者と「将来利息のカット」や「過払い金請求」などの交渉を行い借金を減額させる法的な手続きになります。
「弁護士や司法書士があなたの代理人になる」ということは、任意整理を依頼するだけで、全ての手続きは法律事務所が行なってくれるため、あなた(債務者)は何もせずに借金が減額されるのです。
加えて、任意整理は家族や職場に”ほぼバレない”ことから会社員、公務員、主婦など借金をしている事実を隠したい人の利用者が多いのも特徴と言えます。
デメリットは、ブラックリストに3年〜5年掲載されることから、一定期間はクレジットカードや住宅ローンの契約が出来なくなります。それでも、ぶくぶくと膨れ上がる借金が返済可能な水準まで減額できることは非常にメリットがある制度と言えます。
*現在住宅ローンを契約している人は、任意整理の対象から除外することが出来るので自宅を手放すことなく借金を減額することが可能になります。
とは言え、弁護士や司法書士に相談する前に、「実際に任意整理で減額できる金額を知りたい。」という人も多いことでしょう。その際は、「借金減額診断」を活用することで減額できる金額を事前に把握することが可能です。
借金150万円でも債務整理の相談ができる法律事務所
債務整理の1種である任意整理は弁護士または司法書士に依頼し手続きを進めることになります。その際、手当たり次第に、法律事務所に問い合わせをするのではなく、実績が豊富な法律事務所を3社ほど比較する方が効率的である。と言えます。
そこで、借金150万円を抱えている人でも、債務整理の相談が無料で親身に話を聞いてくれる弁護士事務所と司法書士事務所をご紹介したいと思います。
これから紹介する任意整理におすすめな弁護士事務所と司法書士事務所は「2019年版|任意整理におすすめな弁護士と司法書士事務所16選」でもご紹介しておりますので詳しく詳細を確認したい人はご参照ください。
1位.弁護士法人東京ロータス法律事務所
- 全国対応が可能で出張もしてくれる
- 土日や夜間も無料相談に対応してくれる
- 債務整理の料金は相場より低く後払いも可能
- 匿名相談にもメールや電話で対応してくれる
- 岡田代表弁護士が率先して対応をしてくれる
料金項目 | 金額 | 相場 |
相談料 | 0円 | 5,000円/30分 |
着手金 | 20,000円/件 | 30,000円/件 |
報奨金 | 20,000円/件 | 20,000円/件 |
減額報酬 | 10% | 10% |
過払金報酬 | 回収額の20% | 回収額の20% |
その他 | 諸費用5,000円/件 | 諸費用20,000円/件 |
弁護士法人東京ロータス法律事務所は相場よりも料金が「安さ」と「出張対応」という点が注目のポイントと言えます。
まず、任意整理の相談は初回無料で対応をしてくれますので、「任意整理って具体的にどのようなことをしてくれるのだろう?」と疑問に感じている人でも気軽に相談をすることが可能になります。
着手金は相場が3万円/社なのに対して2万円/社となっております。複数の会社から借り入れしている人にとっては料金が大きく変動する要素にもなりますので重要なポイントです。
また、忘れがちな料金としては「諸費用」になります。諸費用とは事務手数料など手続きに必要な費用になりますが相場は1社2万円前後と決して安い金額ではありません。その点、弁護士法人東京ロータス法律事務所は5,000円/件で対応してくれることから良心的であると言えます。
次に、弁護士法人東京ロータス法律事務所の「全国対応」は名ばかりではなく実際に北海道から沖縄まで相談所の元へ出張してくれる点も非常に評価ができます。
債務整理は債務額だけでなく債務者の状況に応じて柔軟に対応する必要がありますので、実績のある弁護士に直接相談(無料)ができるのはメリットと言えます。
昭和41年から債務整理を中心に弁護士業を続けられるのも信頼と実績があるからこそと言えます。料金も相場よりお得であることからまずは問い合わせから行なってみましょう。
2位.弁護士法人ひばり法律事務所
- 24時間メール相談を受け付けている
- 契約するまでは何度でも相談が無料
- 債務整理の料金がやや安い
- 分割払いに対応している
- 全国対応が可能で出張もしてくれる
料金項目 | 金額 | 相場 |
相談料 | 0円 | 5,000円/30分 |
着手金 | 20,000円/件 | 30,000円/件 |
報奨金 | 20,000円/件 | 20,000円/件 |
減額報酬 | 10% | 10% |
過払金報酬 | 回収額の20% | 回収額の20% |
その他 | 別途事務手数料あり | 諸費用20,000円/件 |
弁護士法人ひばり法律事務所は、東大法学部を卒業した名村弁護士が代表を務めており、この道25年の実績を有するベテラン弁護士事務所になります。
任意整理の料金は、着手金と報奨金が2万円、減額報酬が10%とほぼ相場並みの価格設定になっております。支払い方法は分割払いに対応していることからお手元に現金がない人でも契約することが可能です。
もちろん、契約前の相談は無料で対応してくれますし、全国に出張対応もしてくれるのでお住いの地域に関係なく依頼ができるでしょう。
代表弁護士1名と4名の事務員で運営される同事務所は、決して大きな事務所とは言えませんが、土日も予約することで対面相談を受付してくれるなど柔軟性が高い点も非常に評価が出来ます。
3位.ウイズユー司法書士事務所
- 365日24時間無料相談を受付している
- 着手金と減額報酬が完全無料
- 分割後払いが可能
- 家族にバレずに任意整理が可能
- 全国対応可能なのでエリアの制限がない
料金項目 | 金額 | 相場 |
相談料 | 0円 | 5,000円/30分 |
着手金 | 0円/件 | 30,000円/件 |
報奨金 | 50,000円/件 | 20,000円/件 |
減額報酬 | 0円 | 10% |
過払金報酬 | 回収額の20% | 回収額の20% |
その他 | 諸費用0円 | 諸費用20,000円/件 |
ウイズユー司法書士事務所は「着手金と報奨金が完全無料の低価格水準に加え明瞭会計」という点が注目のポイントと言えます。
まず、任意整理の無料相談は、24時間365日体制で受付をしておりますので、朝でも夜でも利用者の都合に合わせて連絡することが可能になります。
加えて、「着手金」と「減額報酬」が0円であることから、1社あたり50,000円以外の費用が発生しない点も非常に魅力的でしょう。報酬は分割後払いが可能になりますので初期費用が準備できない人でも問題はありません。
また、任意整理は債務整理の中でも家族にバレにくい点から多くの人が利用している側面があります。
ただし、配慮に欠ける法律事務所は自宅宛に書類を郵送したり利用者の都合を無視した時間に電話を掛けたりしてしまい家族にバレるようなケースも少なくありません。
その点、ウイズユー司法書士事務所は、家族にバレないように徹底した配慮を行なってくれる点も魅力的である。と言えます。
応対も非常に親切丁寧で分かりやすい説明を心がけているウイズユー司法書士事務所は、任意整理を依頼することに不安を感じる人でも安心して依頼ができるでしょう。
まとめ
借金150万円を完済するために必要な期間を金利と返済額からシミュレーションさせて頂きました。
結論、借金150万円に対し毎月8万の返済をした場合、完済できるまでに必要な期間は23ヶ月程度となります。従って、多くの人は完済するどころか逆に借金が増えてしまう可能性が高いと言えます。
そのため、早めに弁護士または司法書士に相談することが得策と言えるでしょう。また、「任意整理でいくら借金が減額されるのか知りたい」という人は「借金減額診断」を活用してみましょう。