任意整理をすることで、返済する金額が減少したり、無理のない金額に分割し返済をしやすくしてくれることから、借金に悩む人にとっては救世主と言える制度でしょう。
実際、債務整理の中で最も利用者が多いのも任意整理になります。
では、任意整理が無事に完了したら、その後の生活はどのような変化があるのか?疑問に感じる人も多いことだと思います。そこで今回は、任意整理後の生活にどのような変化があるのか解説を行いたいと思います。
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Contents
任意整理後の生活で知っておきたい8つのコト
任意整理後にどのように生活が変化するのか?今回は、日常生活に直接的な影響が発生する部分に限定し8つご紹介したいと思います。
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無理のない返済が実現する
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ブラックリストに登録される
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自宅や車のローンは継続することが出来る
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携帯電話の契約は可能だが本体分割は不可
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子供の進学に影響はない
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引越し時の入居審査に影響はない
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生命保険の契約は可能
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任意整理後に返済が出来なくなった場合
1.無理のない返済が実現する
任意整理を行うと、返済する金額が減少したり、無理のない金額に分割し返済をしやすくしてくれる。という事は、冒頭でもお伝えした通りになります。
これによって、毎月の収入に合わせてゆとりのある返済が可能になります。これまで、借金に追われ何も考えることが出来なかった生活が一変することは間違いないでしょう。
加えて、任意整理を弁護士や司法書士に依頼すると債権者に対して受任通知(債務者の代理人になったことを伝える書面)を送付してくれます。これを受け取った債権者は督促や支払いをすることが出来なくなります。
そのため、日々の返済から逃れる。という意味では、専門家との契約段階でもある程度緩和すると言えるでしょう。
任意整理を得意にする専門家を探している人は「2019年版|任意整理におすすめな弁護士と司法書士事務所16選」をご参照頂き自分に合った専門家を見つけましょう。
2.ブラックリストに登録される
任意整理をすると個人信用情報機関に事故情報が登録させることになります。
一般的には、この事故情報の登録をブラックリストと呼んでおりますが、任意整理の場合は5年間ブラックリストに登録されることになります。
個人信用情報機関名 | 登録期間 |
株式会社日本信用情報機構(JICC) | 5年 |
株式会社シー・アイ・シー(CIC) | 5年 |
全国銀行個人信用情報センター(KSC) | 5年 |
ブラックリスに登録されると日常生活にも大きな影響が出てしまいますので詳細をお伝えさせて頂きます。
クレジットカードの利用や新規発行ができない
任意整理をするとクレジットカードの利用や新規発行が5年間出来なくなってしまいます。
そのため、これまで使用していたクレジットカードは利用が出来なくなりますし、新規発行時の審査も個人信用情報機関の事故情報をカード会社が照会しますので審査は通過しなくなります。
ちなみに、任意整理前に作ったクレジットカードでまったく使用していないカードがあったとしてもすぐにカードは使えなくなりますので注意してください。(定期的にカード会社が個人信用情報を照会しているため)
加えて、家族カードに関しても、本契約(親カード)を任意整理の対象にした場合は、子カードも利用は出来なくなります。
ローンやキャッシングの申し込みもできない
ローンやキャッシングについてもクレジットカード同様に5年間は利用が出来なくなります。そのため、任意整理後に住宅ローンを組みたい場合などは5年経過するまで待つ必要があります。
もし、今すぐ住宅ローンを組みたいという人は、配偶者名義で契約するなどの方法もあります。詳しくは「任意整理をしても住宅ローンを組み続けるために知っておくべき全知識」をご参照ください。
また、キャッシングも同様に個人信用情報を照会されてしまいますので審査は通過しません。とは言え、強制的に借金が出来ない状況に身を置くことがメリットだと感じる人も多いのが実態です。
3.自宅や車のローンは継続することが出来る
先ほど、任意整理後は5年間ローンを組むことが出来ない。とお伝えさせて頂きましたが、既に契約済みのローンに関しては、任意整理後も継続することが可能になります。
任意整理の利点は、対象にする債務を選択することが可能になりますので、住宅ローンや自動車ローンは任意整理の対象から除外することで家も車も守ることが出来るのです。
逆に、任意整理の対象に含めてしまうと保証人に一括請求されることになりますので十分に注意してください。詳しくは「任意整理のデメリット|ブラックリストの期間や家族への影響を解説」をご参照ください。
4.携帯電話の契約は可能だが本体分割は不可
任意整理をしても携帯電話の契約は可能になります。
もちろん、携帯電話各社の審査基準を満たしていることが前提条件になりますが、ブラックリストが悪影響を及ぼすことはないと言えます。
しかしながら、携帯機種の本体代金の分割に関しては審査に落ちてしまうでしょう。
携帯電話の分割と言えども、借金をしている状態と同じであり個人信用情報機関に事故情報が掲載されている以上は審査に通過することはありません。
そのため、任意整理後に機種変更する場合は現金一括払いになることに注意が必要です。
5.子供の進学に影響はない
ご家族がいる場合は、自分の任意整理で子供が進学できないリスクを懸念する人も非常に多いと言えます。しかしながら、任意整理の対象となるのは申請者本人のみになりますので配偶者やお子様は無関係となります。
従って、任意整理をすることで子供の進学に影響が出ることはありません。
しかしながら、奨学金の申し込みで保証人が必要な場合は、事故情報が登録されていると審査に落ちてしまうリスクがあります。
6.引越し時の入居審査に影響はない
任意整理後に引っ越しを検討している人も多い事でしょう。このような時に「物件の入居審査は通過できるのか?」と不安に感じることだと思います。
実は、不動産会社は個人信用情報機関のデータベースを閲覧する権限を有していないため、入居審査に悪影響が出る事はないのです。
そのため、任意整理後も収入などの審査条件を通過できれば問題なく新居の契約を交わせるでしょう。
7.生命保険の契約は可能
任意整理後でも生命保険の契約は可能になります。
分割で保険料を支払う契約も存在しておりますが、これは借り入れではないことから個人信用情報機関の事故情報とは関連性がありません。
そもそも、保険会社は不動産会社同様に個人信用情報機関のデータベースを参照することが出来ないのでブラックリストに掲載されていても確認が出来ないのです。
8.任意整理後に返済が出来なくなった場合
任意整理後に様々な事情から返済が厳しくなることもあるでしょう。
このような場合、弁護士や司法書士との委任契約が継続している場合は直接督促されることはありませんが、委任契約が解消している場合は直接督促されることになります。
この際、債権者側の対応は大きく2つあり「再和解の交渉に応じる」か「一括請求を要求する」かのどちらかになるでしょう。
再和解の交渉であれば未だしも、一括請求となると途端に破産してしまうことだと思います。
このような事態を避けるためにも、返済が厳しいと感じたら可及的速やかに弁護士や司法書士に相談し、再和解の可能性を探った方が良いでしょう。
債権者からの督促を無視すると、裁判に発展し財産の差し押さえなど重大な問題に発展するリスクがありますので絶対に避けべきと言えます。
まとめ
任意整理後の生活について事前に知っておくべき8つのことをご紹介させて頂きました。
任意整理は、返済する金額が減少したり、無理のない金額に分割し返済をしやすくしてくれることから非常に重宝する制度です。加えて、裁判所を介在させないことから手続きが用意である点も魅力です。
借金が減額できれば人生を大きく好転させることも可能になりますので、正しい知識を身に付け行動することを強くおすすめします。