国土交通省のデータによると、平成30年7月時点でETCカードの利用率は91.3%にもなります。
ETCカードを活用すると高速道路料金の各種割引が受けられることから現金払いよりもお得ですし、キャッシュレスであるため手間も掛からないことから重宝している人も多いことでしょう。
ただし、ETCカードはクレジットカードと紐づいている物が多いことから、任意整理をするとクレジットカード同様にETCカードも利用出来なくなってしまいます。
そこで今回は、任意整理後にETCカードを利用するために知っておくべき知識をまとめてご紹介したいと思います。
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Contents
任意整理をするとETCカードは利用出来なくなる
任意整理をすると個人信用情報機関に自己情報が5年間登録されることになります。これによって、クレジットカードを利用することや新規に作成することが出来なくなります。
一部、例外的に未使用のクレジットカードであればカード会社が個人信用情報機関のデータベースを参照するまで利用することが可能になりますがそれも時間の問題で時期に利用が出来なくなります。
従って、クレジットカードの作成時に申し込みをしたETCカードも同様に利用が出来なくなってしまうのです。
未使用のクレジットカード会社から作成したETCカードであれば一定期間は利用できる可能性もありますが、突然使えなくなる可能性もありますので継続利用はおすすめが出来ません。
そこで、任意整理をした場合は、クレジットカードに紐づかないETCカードを手配することが重要になります。
ETCパーソナルカードを作成する
ETCパーソナルカードとは、NEXCO東日本、西日本、中日本、首都高速道路、阪神高速道路などが共同で発行するETCカードになり、クレジットカードとは別の契約になりますので任意整理後も利用が可能になります。
項目 | 内容 |
発行元 | NEXCO東日本、西日本、中日本、首都高速道路、阪神高速道路等の共同発行 |
特徴 | 高速道路の平均利用月額の4倍の金額を保証金として入金する必要がある。平均利用月額は5,000円単位で切り上げとなり、保証金は2万円単位で入金することになる。
平均利用月額は自己申告制となるため、少なく申告すれば保証金の金額を抑えることが可能。ただし、保証金の80%を超えると利用停止になることから多めに入金する必要がある。また、保証金の70%を超えた段階で増額が求められる。 |
支払い | 後払い(翌月に銀行口座から引き落とし) *保証金は高速道路の利用料金に使うことは出来ない |
年会費 | 1,234円/年 |
申込方法 |
|
与信審査 | なし(保証金が必要なため) |
利用停止 |
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ETCパーソナルカードは保証金を入金する必要がある
ETCパーソナルカードは、上記の通り与信審査がありませんので任意整理後も問題なく新規契約や利用が出来ます。しかしながら、「保証金の支払いが必要になる点」がネックとなります。
保証金は、高速道路料金の支払いに充てることが出来ず常に預け入れをしておく必要があるお金になります。加えて、保証金の金額は、高速道路の平均利用月額の4倍の金額を預ける必要がありますので決して安い金額とは言えません。
例えば、高速道路の平均利用月額が4,000円だった場合、最低保証金額の20,000円を預ける必要が出てくるのです。また、実際に利用した金額が保証金の80%を超えてしまうと利用停止となることから追加で振込が必要になるなど少々手間であるとも言えます。
ETC法人カードやETCコーポレートカードを作成する
もし、あなたが個人事業主や法人であれば、ETC法人カードやETCコーポレートカードを作成することも可能になります。
ETC法人カードやETCコーポレートカードはETCパーソナルカードのように保証金の預け入れが必要ありませんので出資金の10,000円と手数料を支払えば利用が可能になります。
ただし、ETC法人カードやETCコーポレートカードは与信審査がありますので誰でも作成可能。という訳にはいきません。
とは言え、クレジットカードではないためCICなどの個人信用情報機関の事故情報を参照することはできません。そのため、任意整理をした事実が審査に影響を与えない点がポイントになります。
項目 | 内容 |
発行元 | 高速情報共同組合 |
費用 |
|
支払い | 翌月20日頃に請求書が届き翌々月8日に口座引き落とし |
申込方法 |
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まとめ
任意整理をするとクレジットカードに紐づくETCカードは利用が出来なくなります。
そのため、個人の人はETCパーソナルカードの作成を検討しましょう。個人事業主や法人の人はETC法人カードやETCコーポレートカードも作成可能になりますので合わせて検討してください。
今回解説したように、任意整理後にETCカードがまったく利用できない。という訳ではありませんので安心頂ければ幸いです。
また、任意整理を検討している人は「全国320社を徹底比較!任意整理におすすめな弁護士と司法書士ランキング」をご参照頂き、複数の専門家を比較するようにしましょう。