任意整理をしても車のローンを組み続けるために知っておくべき全知識

任意整理

全国320の法律事務所を徹底比較

任意整理とは、あなたの代わりに弁護士や司法書士が債権者と交渉し借金を減額させる手続きになります。そのため、任意整理をすることで、返済する金額が減少したり、無理のない金額に分割し返済をしやすくしてくれるのです。

しかしながら、任意整理をすると個人信用情報機関に事故情報が5年間掲載されることになる(俗に言うブラックリストに登録されるということ)ため、クレッジトカードの利用や発行、ローンを組むことが出来なくなるのです。

ローンが組めない…」と聞くと、現在車のローンを組んでいる人やこれから車のローンを組もうとしている人にどのような影響があるのか?不安に感じることだと思います。

そこで、任意整理前に知っておくべき自動車ローンに関する知識を解説したいと思います。

任意整理で必ず相談したい法律事務所TOP3

何度でも相談無料・出張対応可能・分割後払い・夜間対応可能・休日対応可能・実績豊富・相場より安い

債務整理の実績が豊富で費用が安い法律事務所。全国に出張対応してくれるため遠方にお住いの人でも対面相談が可能。契約前の相談は何度でも無料なので安心して問い合わせが可能。

初回相談無料・出張対応可能・分割先払い・夜間対応可能・休日対応可能・実績豊富・相場より安い

アットホームな法律事務所ですが、東大出身のベテラン弁護士が債務整理の相談に無料で対応してくれる。ロータス同様に全国へ出張を行なってくれることから遠方にお住いでも問題なく対応が可能。

何度でも相談無料・分割後払い・夜間対応可能・休日対応可能・実績豊富・着手金無料・減額報酬無料

債務整理の相談は何度でも無料で着手金、減額報酬も0円の司法書士事務所。報奨金として1社5万円の費用は発生するが、分割後払いが可能になるので初期費用が準備出来なくても対応可能。全国対応が可能なため遠方にお住いでも対応可能。

任意整理の対象から車のローンを除外すれば継続可能

任意整理は裁判所を介在させずに弁護士や司法書士が債権者と交渉し借金を減額させる手続きになる。ということは冒頭でもお伝えした通りになります。

そして、任意整理の特徴の1つに「減額する債務を指定できる」という点があります。

要は、車のローンを任意整理から除外することで引き続きローンを組み続けることが可能になる。ということです。この原理は住宅ローンなども同様になり、手放したくない資産はローンを除外することで守ることが出来るのです。

従って、自動車ローンを組んでいる人も任意整理の対象外にすれば車を手放す必要はまったくない。ということになります。

自動車ローンを含めてしまうと車を手放すことになる

しかしながら、自動車ローンを任意整理の対象に含めてしまうと車はローン会社に徴収されてしまいます。

この理由は、「購入者」と「所有者」の関係にあります。自動車ローンで車を購入した場合、あなた自身が「購入者」であることは間違いありませんが、「所有者」はローン会社になっているケースが大半と言えます。

要は、自動車ローンを完済するまでの所有者はローン会社であるため、ローン会社は債権を回収するために自動車を引き上げてしまう。ということになります。

車を残したい人は自動車ローンを除外する必要がありますが、自宅と車を天秤に掛けた時に自宅を守り車を手放すという人も多いと言えます。

任意整理後に車のローンを組む方法

任意整理後に自動車の購入が必要になる時もあるでしょう。このような場合「いつから自動車ローンを組むことが出来るのか?」気になるポイントだと思います。

そこで、任意整理後に自動車ローンを組む方法について解説をしたいと思います。

配偶者名義で自動車ローンの申し込みをする

任意整理を始め、個人再生や自己破産などの債務整理は、申請者本人のみが対象となりますので配偶者、子供、両親は影響を受けることがありません。(保証人や連帯保証人である場合は除きます)

仮に、夫が任意整理した場合でも、妻が任意整理をしていなければクレジットカードの契約はもちろんのこと自動車ローンの審査申し込みも出来るのです。

ただし、自動車ローンの審査に通過するためには、「所得」や「勤続年数」などの審査項目を通過する必要がありますので、配偶者の年収が低い場合などは任意整理とは関係なく審査に通過しない場合がありますので注意してください。

ちなみに、両親や子供名義で自動車ローンの審査を申し込みすることも可能になります。

ブラックリストから情報が削除される5年後まで待つ

配偶者や両親の名義で自動車ローンの審査申し込みが出来ない場合は、任意整理で減額できた借金を完済してから5年が経過するまで待ちましょう。

任意整理をすると個人信用情報機関に事故情報(ブラックリスト)が登録されます。そのため、ブラックリストが登録されている間は、自動車ローンの審査が通過しないなどのデメリットが発生します。

その際、任意整理によって信用情報機関に事故情報が登録される期間は5年間となっておりますので、それ以降であれば自動車ローンの審査申し込みが可能となります。

個人信用情報機関名 登録期間
株式会社日本信用情報機構(JICC) 5年
株式会社シー・アイ・シー(CIC) 5年
全国銀行個人信用情報センター(KSC) 5年

任意整理から5年経過後に車のローンの審査を通過し易くする方法

任意整理後、5年が経過してすぐに自動車ローンの申し込みをしてしまうのは少々危険です。

個人信用情報機関から事故情報が削除される際、これまでの取引履歴の全てが削除されます。(クレジットカードの利用履歴や携帯電話の分割払いなど)

そのため、個人信用情報のデータベースを検索してもあなたの名前がヒットしない状態と言えます。

実は、この状態になる人は「携帯分割やクレジットカードなどの利用を一切していない完全現金主義の人」か「過去に債務整理をした人」のどちらかになると言えます。

どちらにせよ、取引履歴が無い以上はこの人が信用できる人物なのか否か判断する材料が不足すると言えます。

従って、任意整理から5年経過後に”すぐ”自動車ローンの申し込みをするのではなく、審査を通過しやすくする準備を行ってから申し込みをするようにしましょう。

自動車ローンの申し込みを行う前の準備

  • 信用情報を蓄積させる
  • 任意整理の対象にした金融機関を避ける
  • 全ての借入返済金額を年収の35%未満にする

信用情報を蓄積させる

最近はクレジットカードの使用や携帯の分割払いをしている人も非常に多いことだと思いますが、この1つ1つの取引は、クレジットヒストリーと呼ばれ「借りたお金をしっかりと返済してくれるか否か」を判断するために材料となります。

そのため、個人信用情報の記録がまったくない人は、信用実績を蓄積させることが重要になります。

信用情報を蓄積させるためには、携帯の分割払いやクレジットカードの利用履歴などが審査基準が軽いものから蓄積させていくと良いでしょう。

間違っても、滞納などしないように細心の注意を払ってください。

任意整理の対象にした金融機関を避ける

個人信用情報機関は「JICC」「CIC」「KSC」の3団体となり5年間で情報は削除されます。

しかしながら、借り入れした金融機関やローン会社は個別に事故情報を管理しているのです。加えて、金融機関やローン会社が所有する事故情報リストは一生涯削除されることはない。と言われています。

そのため、任意整理の対象とした金融機関やローン会社で自動車ローンの申し込みをしてしまうと審査落ちする可能性が非常に高まりますので基本的には避けるようにしてください。

加えて、自動車ローンの審査落ち情報は個人信用情報機関に登録されてしまいます。従って、他の金融機関やローン会社の審査にも悪影響が出る場合もありますので注意した方が良いでしょう。

全ての借入返済金額を年収の35%未満にする

自動車ローンの審査に通過しない人は、端的に「貸したお金が返ってこないリスクが高いため審査落ちしている」と言えます。そのため、頭金を少しでも多く準備出来た方が、審査に通過しやすいことは多くの人が理解していることだと思います。

その際、基準となるのが、借入している年間の返済額の合計が年収の35%未満になるように調整することです。理想は30%未満になるように自動車ローンの申し込みができればより通過しやすくなると言えます。

具体的な計算例をお伝えすると、年収500万円の人であれば合計の年間返済額が150万円(年収に対して30%の返済)未満であれば審査に通過しやすいと言えます。

例えば、住宅ローンの返済額が年間120万円とした場合、自動車ローンに充てられるのは年間30万円までになります。従って、月々に組める自動車ローンは2.5万円までになります。

この金額で購入できる車にするか?」「頭金を準備し返済金額を少なくするか?」の二択にはなりますが、返済金額が30%未満であれば自動車ローンを契約できる可能性が高まるという訳です。

任意整理と車のローンの気になる疑問を一問一答

さて、ここからは任意整理と自動車ローンに関するよくある疑問を一問一答で解説していきたいと思います。

Q. 任意整理の対象に自動車ローンを含めると連帯保証人に影響はありますか?

任意整理の対象に自動車ローンを含めると連帯保証人に残債務の請求がされることになります。ローン残債と車の売却益を差し引いた金額を保証人が支払う必要が出てきますので非常に迷惑を掛けることになるでしょう。

万が一、保証人が自動車ローンの返済が出来ない場合は、連帯保証人も同時に任意整理するなどの対応が必要になってしまいます。

連帯保証人付きの債務を任意整理する場合は「任意整理のデメリット|ブラックリストの期間や家族への影響を解説」にて対処法を記載しておりますのでご参照ください。

Q.任意整理後5年以内に車検のローンやリース契約は出来ますか?

任意整理後、5年を経過する前に車検のローン(マイカーローン)の申し込みをしても、ローン会社は個人信用情報機関の事故情報を参照しますので基本的に審査に通過することはありません。

また、リース契約については、法人契約を締結することが一般的になりますので、代表者が任意整理をした場合でも法人名義であれば契約することが可能になります。

しかしながら、代表者の個人保証が求められる場合は同様に審査に通過は出来ません。

Q.新車・中古車・バイクなど車種によってローンの審査結果は変わりますか?

結論、四輪車でも二輪車でもローンを組む場合は、個人信用情報機関の事故情報を参照することになりますので、任意整理から5年間を経過していないと審査に通過することはありません。

どうしても車やバイクが必要な場合は、現金で一括購入するか、配偶者や家族名義でローンの申し込みを行う必要が出てきます。

まとめ

任意整理と自動車ローンの関係性について解説を行いました。

任意整理は減額させる債務を選択することが出来ますので自動車ローンを除外することで車を守ることが可能です。また、任意整理後に自動車ローンを組みたい場合は5年を経過するまで待ちましょう。

どうしても待てない場合は、両親や配偶者名義で審査を出すことが良いと言えます。また、任意整理を検討している人は「2019年版|任意整理におすすめな弁護士と司法書士事務所16選」をご参照頂き、複数の専門家を比較するようにしましょう。

地域別の法律事務所を探す

北海道・東北地方 北海道青森岩手秋田宮城山形福島
関東 東京埼玉神奈川千葉茨城栃木群馬
北陸・甲信越 新潟山梨長野石川富山福井
東海 愛知静岡岐阜三重
関西 大阪京都奈良兵庫滋賀和歌山
中国・四国 広島岡山山口鳥取島根香川徳島愛媛高知
九州 福岡熊本大分宮崎佐賀長崎鹿児島沖縄

あなたの借金がゼロになるかも!?

借金がいくら減額できるか無料で診断